ヘルスケアビジネス成長戦略研究会 講演会
2020.9.23
2020年9月23日(水)に弊社 代表取締役 辻野がヘルスケアビジネス成長戦略研究会で講演会をおこないました。
テーマは、「地域住民に眠る社会との帰属意識を活用した地域包括ケアシステムの実現」です。
私たちライフ・クリエイト・パートナーズが取り組む、新たな健康社会を創造する「神戸長田モデル」を紹介しました。
ヘルスケアビジネス成長戦略研究会とは
ヘルスケアビジネス成長戦略研究会とは、株式会社タナベ経営がおこなっているヘルスケアビジネスの研究会です。
ヘルスケアビジネス成長戦略研究会では、「地域包括ケアの目指す姿=カラダ・ココロ・クラシの健康社会実現」と定義しています。実現に向けては、これまで以上に医療機関と民間企業との連携の強化・拡大が不可欠と言えます。言い換えると、専門性を活かした連携のバリエーションを増やすことが健康社会実現の近道と考えます。
引用:ヘルスケアビジネス成長戦略研究会 URL:https://www.tanabekeiei.co.jp/t/lab/healthcare.html
地域住民に眠る社会との帰属意識を活用した地域包括ケアシステムの実現
最初に、医療法人社団康人会とライフ・クリエイト・パートナーズの概要をお話し、
1.われわれが考える地域包括ケアシステムとは
2.理念・ビジョン・価値観からのアプローチ
3.地域・行政との取り組み
4.医療・介護・福祉の最適化
を説明し、神戸長田モデルへの展開を紹介しました。
1.われわれが考える地域包括ケアシステムとは
われわれが考えるこれからの地域包括ケアシステムを実現するために、今までの医療中心の視点とは違う3つの視点へ転換をします。
3つの視点とは、
・医療から暮らしの視点へ
・新たな健康社会の視点へ
・治し支える医療・生活・人生の視点へ
です。
これからの地域に求められるものから視点の転換をしています。
2.理念・ビジョン・価値観からのアプローチ
医療法人社団康人会は、医療・介護・福祉を中心に考えてきました。しかし、医療のみではすべての地域のニーズにお応えすることができません。そこで、新たな健康社会を創造する取り組みとして、健康・予防・生活支援、街づくりをしているライフ・クリエイト・パートナーズと融合することで、地域のニーズに応えていきます。
医療法人社団康人会とライフ・クリエイト・パートナーズは、それぞれ違う理念・ビジョン・価値観をもっています。
そこで、これからの地域包括ケアシステムを実現するために、医療法人社団康人会とライフ・クリエイト・パートナーズの理念・ビジョン・価値観をあわせていきます。
3.地域・行政との取り組み
地域住民に眠る社会との帰属意識として、医療法人社団康人会とライフ・クリエイト・パートナーズと花山自治会を中心に取り組んでいる「ちょボラ」事業の説明をしました。
「ちょボラ」は、有償ボランティアによる生活支援という事業の一面と、有償ボランティア人財の健康・予防の一環としての一面をもっています。
それは、行政がおこなう「生活総合支援事業」と「健康・予防事業」などの公的サービスのスキマを地域とともにうめる取り組みです。
花山自治会と長田神社前地域活性化協議会との協働の取り組みを紹介しました。
4.医療・介護・福祉の最適化
医療はなくてはならないものですが、地域生活のほんの一部です。暮らし(住まい・生活)の領域は大きく、住まい・地域生活支援を通じて、その視点から医療・介護・福祉の最適化を見いだしていくことが必要です。
病院経営から地域経営へ
わたしたち(医療法人社団康人会とライフ・クリエイト・パートナーズ)は、トータルライフサポートビジネスの地域協業に取り組んでいます。
それは、地域密着型の医療・介護・福祉+住まい・生活支援ビジネスモデルで、他の医療法人と差別化するだけでなく、地域行政、地域との協業して地域経営をおこなっていきます。
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